Picture: DRAGONGATE Japan Pro Wrestling; Edit: @SpoonyFX

ISHIN Interview: My Challenge

Kay Quinn Editor

日本語版

―― ブレイブゲート戦線を盛り上げたいと話していましたね。そのためにどのようなことを計画していますか?

ISHIN 盛り上げたいのはもちろんなんだけど、俺1人の力だけでは盛り上げることは
困難だ。
望月ジュニアの挑戦は決まったが、親父のサポートがあっての挑戦。
自分の意思で挑戦してきたとは思えない。
ジュニア以外にも誰一人としてブレイブのベルトに興味を示すやつがいない。
そんな価値の下がったベルトに上がり目はないが俺が闘いを通してこのベルトの価値を上げていくしかない。

―― ISHIN選手の意見では、オープン・ザ・ブレイブ・ゲート選手権の何が特別なのですか?

ISHIN ブレイブゲートを特別と思ったことはないし、特別だと言ったこともないよ。
むしろ血の底にまでこのベルトが下がったと言っても過言じゃない。
だからこのベルトを闘いを通して価値を上げることが俺にとっての命題なんだ。

―― DRAGONGATE内外を問わず、タイトルマッチで対戦したい選手は?

ISHIN ガンバレプロレスの渡瀬瑞基だね。
渡瀬とは去年の10月の天龍プロジェクト後楽園大会で闘った。その時は15分ドローで決着をつけることはできなかった。
あれから時間が少し経って渡瀬はガンバレプロレスでトップのベルトを獲り、俺はブレイブゲートの王者になった。
渡瀬は残念ながらベルトを落としてしまったが、またあの時の続きがしたいね。
あんたが渡瀬をドラゴンゲートのリングにブッキングしてくれないか?

―― 海外のレスラーで対戦してみたいのは誰ですか。複数でも構いません。

ISHIN 海外か。難しいな。
海外で知っている選手はトップどころのスーパースターしか知らないから俺が名前を上げたところで見向きも相手にもされないから、対戦してみたいやつじゃなくて憧れの選手を挙げさせてもらうよ。
それはAEWのケニーオメガとジェイホワイトだね。
彼らは俺が学生時代からのスーパースターだった。
当時は新日本プロレスを主戦場で闘っていて本当にすごい試合を連発していたよ。
ケニーは破天荒でド派手なスタイルのプロレスで自分を顧みないファイトスタイルが最高だった。
ジェイホワイトはオールラウンダーで今になったら分かるけど彼のずる賢こさは天下一品だよ。
彼の試合で色々学ぶべきところが多々あるよ。
まさにヒールの在り方は彼から学んだ方がいいね。

―― プロレスラーになろうと思いましたとき、特にDRAGONGATEを選びましたのはなぜですか?

ISHIN 小さい頃にドラゴンゲートの試合を生で見る機会があって試合の攻防のスピーディーさに度肝を抜かれたよ。
こんなにスピーディーでアクロバティックなプロレスが存在するのかと思ったね。
それまで今まで見てきたプロレスは悪くいうと胡散臭い陳腐なプロレスばっかり見てきたからこんなに華やかでかっこいいプロレスに出会えたのは初めてだったから、一瞬で心奪われて、将来ドラゴンゲートのレスラーになろうと決意したね。

―― KING OF GATEでのミノリタ選手戦を前に、イケメンが特に苦手だと言っていましたね。ISHIN選手自身がイケメンだと主張するファンにはどう答えますか?

ISHIN それは人それぞれタイプがあるから俺のことをイケメンと言ってくれる人はありがたいけど世間的には見たら俺はどう見ても不細工だ。
まあでもそう言ってくれる人にはありがとうと伝えたいね。
でも俺はイケメンではないと答えるよきっと。

―― Z-Bratsに入ってどう変わりましたか?他のメンバーから何を見習いますか?

ISHIN 本当に色々学ぶべきところはあるよ。シュンのプロレスは世界中のどこでも通用するくらい素晴らしいし、HYOの肉体美と頭脳はヒールとして最高の産物だし、KAIは全日本プロレス、WRESTLEー1から見てきた選手でそんな凄い選手と同じチームで闘えることは光栄だよ。
彼らは言葉じゃなくて背中で自分たちの生き様を見せてくれるからこれ以上のない最高のメンバーたちから色々と吸収させてもらっているよ。

―― Z-Bratsの集合写真では、メンバーが離れて立っていることが多い。それはなぜですか?

ISHIN 尊敬はしているけどそこまで仲間意識はないからね。
他のチームと同じように仲良しこよしやっていてもつまらない。
お互いがお互いに刺激しあって高みを目指している。
そこに馴れ合いは不必要だよ。

―― Z-Bratsのリーダーシップについてどう思いますか?KAIがリーダーですか?シュン・スカイウォーカーですか?

ISHIN リーダーという概念はZ-Bratsには存在しないよ。
俺らは固定概念に縛られないチームだからリーダーは誰でその下は誰とかの役割はない。
ただ誰がリーダでもチームとして機能すると思っているよ。

―― 今後のZ-Bratsの発展について、特に希望や目標はありますか?

ISHIN それはもちろん全ベルト制覇だよ。
ドラゴンゲートで誰よりも強いチームはZ-Bratsであることを証明する。
そのためにはベルトが必要不可欠。
俺らが全てのベルトを獲る日はそう遠くはないよ。

―― 望月選手とお父様がISHIN選手のM3K体験入団を決められました時、どのようなお気持ちでしたか?また、体験入団期間中に気持ちの変化はありましたか?

ISHIN もともとM3Kに入るつもりなんてさらさらなかったよ。
俺が負け続けているチームになんで俺がすんなり入るんだよ。
あいつらも馬鹿だよ。
ただ仮加入はしたけど、抜けるタイミングを見計らっていただけで、気持ちに変化などしたことないよ。
あいつらに最大級の屈辱を味合わせるための仮加入だよ。

―― ファン時代に憧れていた望月ススム選手と同じユニットになったのはどんな感じでしたか?

ISHIN ファン時代は憧れていたけどもうドラゴンゲートのプロレスラーとしてデビューした時は憧れじゃなくて超えなきゃいけない存在だったから、同じユニットになったところで特に何も感じなかったよ。
俺は俺自身でこのドラゴンゲートのリングでトップを獲るためにだったらどんな手段も選ばない。
同じチームだろうが何だろうが、そんなことを考える暇はなかったよ。

―― GATE OF DESTINY 2022 でISHIN選手はM3Kを裏切ってZ-Bratsに入りました。その計画はいつ、どのようにして思いつきましたか?

ISHIN トライアングルゲートで負けた時からだね。
あんな屈辱的な負けをして、あっさりチームに入っていたらプロレスラーとして終わりだよ。
だから負けたあの日から計画していた。
Z-Bratsのメンバーに相談していつ裏切るか話し合っていてそれが11.6大阪大会になって俺はマスクドZとなってあいつらを裏切ったわけ。
単純な思いつきだよ。

―― M3Kを裏切りましたどのような気持ちになりましたか?

ISHIN 特に変化はないよ。
あいつらに最大級の最悪の屈辱を味合わせる。
それしか考えてなかった。
裏切って気持ちよかったよ。
あいつらの悔しそうな顔が見れて。
まあそんな昔話のこと話したところであいつと俺の差はもう歴然だよ。
もうあいつらは俺に勝つことはできない。

―― その試合の後、ISHIN選手はマスクド・Zのマスクをかぶって入場し続けましたね。そのマスクはISHIN選手にとってどのような意味がありますか?

ISHIN まあしばらくはマスクドZが俺だってことをみんなにアピールするために被っていたよ。
それ以外に意味は特にないよ。

―― それ以降の望月ジュニア選手の成長をどう思いますか?

ISHIN 成長してる?してないだろ。
親父の力でデビュー戦勝利して、親父のサポートでトライアングルのベルトを獲って、ベルトを落としたらそれ以降何も結果を残せず失速して欠場して。
成長も何もただあいつ自身の株がどんどん落ちているじゃん。
そんな奴に成長なんて全く感じてないね。
正直ブレイブの挑戦も受諾された意味も全く分からないね。

―― ISHIN選手とジュニア選手の違いはどこにあると思いますか?

ISHIN 違いは試合を見てもらったら歴然だよ。
風格も佇まいも技の精度も強さも全て見てもらったらわかるよ。

―― DANGEROUS GATEでの対戦に向けて、どのような準備をしていますか?

ISHIN 何も準備してないよ。
俺が望月ジュニアに勝つことは確定案件だからね。
まあ試合を見てもらえれば分かるよ。

―― ISHIN選手は、両親の遺産とは無関係に、自分自身の名声を築きたいと明言しています。ご両親の遺産とは別に、自分自身の名声を築きたいと明言していますね。今後、「ISHIN」と聞いて何をイメージしてもらいたいですか?

ISHIN それはもちろん時間がかかるかもしれないけどドラゴンゲートの顔になりたいね。
ドラゴンゲートといったらISHINっていうくらいならなくちゃいけないし、ドラゴンゲートをどこの団体にも負けないものにしていきたいね。
まあ言葉で言うのはいくらでもできるから俺の行動をこれからもチェックしておくんだな。
ドラゴンゲート、これからもっともっと面白くなるぞ。

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